北洋船団 女ドクター航海記 (集英社文庫)



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北洋船団 女ドクター航海記 (集英社文庫)
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たくましい

 1985年に出た単行本の文庫化。続編に『捕鯨船団 女ドクター南氷洋を行く』集英社,1990年があるので、合わせて読むといいだろう。
 北太平洋でサケ・マスを漁獲する北洋船団。著者は女性船医として初めて船団に乗り込むことになる。荒くれ者の集まりであり、ちゃんとやっていけるのか。不安が渦巻いている。しかし著者の魅力的な人柄、確かな医療手腕が成功を導いてくれた。
 そういうサクセスストーリーとして読むことが出来て、とても明るい気分になった。それに加えて題材の珍しさがあり、エッセイとして第一級の仕上がりを見せていると思う。
文句なしのおススメ。

北洋サケ・マス船団に初の女性船医として同行した女性の「航海記」です。初めて読んだのはもう10年以上も前になりますが面白さは今も鮮明に記憶に残っております。
寒風吹きすさぶ大荒れの北洋で行われるサケ・マス漁業、その海の男達の厳しい世界に飛び込んだ筆者が見たものとは?
田村先生にとっては見るもの聞くもの全てが未知のものであるわけですが好奇心一杯でぶつかって行く様が時に厳しく、時にユーモラスに描かれていて読んでいて実に楽しい。
しかもこの先生、腕も実に確かでお得意の鍼灸術を駆使して次々と医務室にやってくる傷ついた船員達を支える様はまさにプロフェッショナル。
これが実にかっこいい。
でも一番の読みどころは次第に同じ船に乗る者としてのプライドと仲間意識そして船への愛情をを育んでいく彼女の姿ですね。
喜びと驚きに満ちた航海を終え船を下りる時に彼女の胸中を去来する感慨は読む者に素直な感動を与えてくれること間違いなしです。
面白い本をお探しなら文句なし笑って泣ける本書は、おススメです。



集英社







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